稲忠 輪島塗漆器「重箱」
六五・三段 胴張中台付 紅白梅蒔絵
紅白梅の間に流れる川は、金粉の濃淡によって見事に表現されている。
六五・三段 隅丸中台付 草花蒔絵
色とりどりの花々や紅葉の生き生きとした描写も、蒔絵の真骨頂である。
概要
2重から5重に積み重ねられた、料理を入れる箱。現在は主に正月のおせち料理、花見や運動会などの弁当、また鰻重の容器に使われる。
歴史
室町時代の文献にすでにその記述は見られるが、一般庶民の間に普及したのは江戸時代初期のことである。武家や大名のもとでは漆絵や蒔絵の豪華なものも作られた。やがてより一般化した重箱は、庶民にとっても運動会や行楽のおともとして欠かせない存在となった。近年ではプラスチック製の弁当箱の普及により、日常的には目にする機会は少なくなっている。
種類
木製の物から漆器、合成樹脂などの素材で作られる。変わりものとしては紙製のものや、陶磁器で作られたものも存在する。
おせちをなぜ重箱に入れるのか
重箱にいれるという行為 ⇒ 幸せを重ねるということ